チビッコ1号の死
昼過ぎ、駐車場の草むしりに出かけた。
自転車に乗って途中ふと見ると、白黒の猫が倒れていた。
すぐにチビッコ1号だと思った。
足先の白、身体の大きさ、見間違いようがない。
もう生きてはいないようだった。
帰宅後うちから役所に連絡しようと思ったが
母が、「世話してる人がいるから一言連絡したほうがいい」
というので電話して確認してもらった。
確かに世話してる「おめめちゃん」だと
抱きあげられたおめめちゃんは外傷はないように見えた。
もう死後硬直が始まっていた。
ねぐらは別にあってご飯だけ食べに来ていたそうだ。
彼女はすでに1匹飼っていて、飼ってもいいかなと思ったけど
なかなか慣れてくれなかった。
来るには道路を渡らなくてはいけなくて
いつか事故に遭うんじゃないかと言っていたそうだ。
そうなってしまったんだな。
うちに寄ってもらって箱に入れて
庭の花を切って、遺体と一緒に箱に入れてあげた。
身体の小さい女の子だった。
野良の暮らしは厳しいな。
それでも目につくところにいてくれて良かった。
ちゃんと虹の橋を渡らせてあげられる。
おめめちゃん安らかに。